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街場のメディア論 [ 内田樹 ]のレビューは!?

40代 男性さん
1回くらい読んだだけでは、まだこの本が伝えたいことの本質が見えてきていないのが正直な感想です。 うまく書けないのですが‥‥さらっと感じたのは、市場原理主義には向き不向きがあり、メディアが演じた(加担した)不向きな部分への関与を誰にでも分かりやすく(内田先生の考えを)説明して頂いているのかな、と思いました。 私も、メディアに対しては不信感があるものですから、最初の方は読んでいて、ますますメディアに対して腹が立ってくる様な状態(笑)でしたが、一方的に誰々が悪いとかではなく‥‥ ま、実際に読んで頂いて自分なり感じたものを持てれば良いのだろうと思ってはいます。 とにかく、今、世間で一般的なものの見方とは違った視点で描かれている部分が多いので、とても考えさせられる、良い本だと思います。 ただ、少し違和感を感じた部分もあったので、★4つとさせて頂いています。

40代 男性さん
すいすいと読み進めていくというよりも、一つの章を終えるたびに、振り返りながら、自分の気持ちと照らし合わせていく。 そんなスタイルで内田樹さんの本は読ませて頂いています。 別著の「街場の憂論」も併せて読んでいますが、バランス感覚に優れた、良書だと思っています。

年齢不詳さん
批判さえしていれば医療も教育も改善されていくという考えが社会全体に蔓延したことによって医療も教育も崩れかけている。このことにメディアが積極的にコミットしてきた。メディアは「推定正義 」の原則に則って報道を始めてよいが、どこかで立ち止まって自分が採用した判断を検証する必要がある。そして、今起こっているなんだかわからない事態に対して価値と有用性を先見的に感知し、価値を創造することがメディアの社会的責務である。この使命感を持たないメディアは凋落し、新しいメディアにとってかわられるだろう。

40代 男性さん
あとがきに「街場シリーズは…『すぐに賞味期限があるリスクのあるトピック』…」というような表記があります。 確かに、評価軸が変われば賞味期限切れになる可能性が高い書です。 しかし、指摘している内容は、私見ですが「当分は賞味期限は来ないもの」と思います。 コミュニケーションの本来の意味について、自分に改めて問い直してみました。 マスメディアではなくニッチメディア(こんな言葉はあるの?)向けに物を書くことを生業としている身。 ハッと気づくことが多く、心して物を書く必要があると再認識。

年齢不詳さん
おもしろかったです。とても参考になりました。

年齢不詳さん
内田樹氏の著作は当たり外れがありません。おもしろい。

30代 女性さん
よくぞ言いたいことを言ってくれた!という讃辞に値する内容です。この視点はものすごく重要だと思います。

年齢不詳さん
内田先生風に感想を書けば、「そうだよね〜。そういう見方もあるよね」です。正論だけど、かなり過激なご意見もあるような・・・。面白いのですぐに読みきれます。初期(といっても最近ですが)の著作に比べると軽快だけど「軽い」ような気がします。がんばれタツル。

20代 男性さん
内田樹の主張が好きなひとには読みがいがあると思う。 メディアとメディアに影響を受けたものを批評する。キャリア教育、新聞による正義の暴走、クレーマー現象の原因はメディア、医療や教育は社会的共通資本だからビジネス取引で捉えてはいけないなど。 電子書籍と読書論が後半の中心。本棚が自らの理想を映し、そこに近づこうと学びを促進する。電子書籍には圧迫感のある棚を再現出来ない。 著作権。ひとが受け取ったものに対してありがとうをおくりたなったときに、価値を認められる。この人類学的ルールに著作権はそぐわない。

40代 男性さん
社会学的な見地からするどい洞察力を感じる一冊ですね。 今日の状況をよく分析しているので面白いです。